WWE 2K25

『WWE 2K25』リングサイドレポート - ゲームプレイのアップデート

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レッスルマニアの開幕を前に、『WWE 2K25』は 2025年3月14日(金)にいよいよ発売されます。デジタル版のデッドマン エディションまたはブラッドライン エディションを購入された方は、3月7日(金)から早期アクセスが可能です。

発売に向けたリングサイドレポート第1弾では、『WWE 2K25』を初めて起動したときから楽しめる新しいゲームプレイのアップデートをご紹介します。

今回の内容はこちらです。

  • 男女混合戦
  • チェーンレスリング
  • サブミッションミニゲーム
  • バリケードの活用
  • ラダーマッチのアップデート
  • 新しい三人称視点カメラ
  • ムーブセットのAI設定

男女混合戦

ファンの皆様から長年熱望されていた男女混合戦が、今作で「WWE 2K」シリーズ史上初めて実現しました。

男女両方のWWEスーパースターとレジェンドを組み合わせることができるので、ゲームプレイの幅が大きく広がります。ローカルやオンラインプレイでフレンドと対戦したり、「ユニバース」でクリエイティブなアイデアを広げたりと、ゲームの様々な部分でワクワクが生まれます。

“世界9番目の不思議” ことチャイナと “ラティーノ・ヒート” ことエディ・ゲレロが激突するか。あるいは、ニア・ジャックスで男子ロイヤルランブルに参戦するか。『WWE 2K25』ではその全てが可能です。

CHYNAA-EDDIE

男女混合戦は、1v1、タッグチーム、トリプルスレット、バトルロイヤル、ゲストレフェリー、アンダーグラウンド、カスケットマッチ、トーナメントなど、ほぼ全てのマッチタイプに対応しています。

タッグチームマッチでは、従来のミックスマッチも選べますが、通常の2v2も追加され、男女がそれぞれのパートナーに交代することなくリング上で対戦できるようになりました。

男女混合マッチは、「チャンピオンシップ」など様々な要素に対応しています。

カスタムチャンピオンシップは男女両方に対応するよう設定できるので、男女混合タッグチームタイトルを設定できる男女混合戦タイトルマッチにも出場させることができます。新しい男女混合チャンピオンシップを作成して、リア・リプリーとダミアン・プリーストをチャンプにすることも可能です。

「24/7」や「UpUpDownDown」、「LeftRightLeftRight」といった既存のチャンピオンシップの一部も男女混合に対応する予定です。

チェーンレスリングが復活

「WWE 2K」シリーズに「チェーンレスリング」の復活を求めるファンからの要望を多くいただいており、今作ではそれが実現しました。

チェーンレスリングとは、1v1の試合開始時によく行われる技術比べです。選手は技をかけ合ってダメージを与え、どちらがより熟練したレスラーであるかを証明します。『WWE 2K25』では、レスラーはチェーンレスリングのバフを持った状態で試合を始め、グラップルからこのメカニックが発動します。

チェーンレスリングのミニゲームがよりコントロールしやすくなりました。各プレイヤーは、新しいホールドに切り替える、現在のホールドでレンチする、ロープに向かうなど、実行したいアクションを選択します。それから、ホットスポットのミニゲームで誰がホールドに勝ち、選択したアクションを実行するかが決定します。

チェーンレスリングは、非スタンダードのマッチタイプや、新しいアーキタイプ「ジャイアント」が絡むマッチでは発生しません。また、「ゲームプレイ設定」でカスタマイズすることもできます。

要望の多かった追加要素によって、リアルで本格的なWWEマッチを演出します。

Chain Wrestling

「サブミッション」ミニゲームがアップデート

ミニゲームといえば、ボタン連打の代わりとして、「サブミッション」ミニゲームをアップデートしました。

『WWE 2K25』では、スライダーベースのミニゲームに切り替えできるようになりました。左右のトリガーを使って、画面に表示される円の周りにスライドを動かします。

対戦相手はスライダーを外そうとしてきますが、スライダーを重ねて逃げるか(受ける場合)、タップアウトさせましょう(攻める場合)。

ボタン連打を好む方のために、そのオプションも残しています。

バリケードクライミング

ダイビングはいつ見ても圧巻ですが、今年はこの要素にひねりを加えています。

コフィ・キングストンのようなWWEスーパースターがリング周りのバリケードを利用して高い位置に立ち、空中攻撃を仕掛ける場面はよくあります。「WWE 2K」シリーズでは、バリケードで敵を投げたり叩きつけたりといった使い方ができましたが、今年はさらに発展させています。

様々なバリケードスタイルに対応し、選んだスーパースターのムーブセットやダイブのカスタマイズに応じて、天辺まで登って技を繰り出せるようになりました。バリケードの上を平均台のように歩いてダイブすることもできます。

トップロープと同様に、バリケードは前向きまたは後向きに登ることができます。バリケードの上にいる対戦相手の下に立つと、状況に応じた新しい攻撃を繰り出し、リングサイドに落とすことができます。一部の攻撃はキャリーに移行でき、バリケードから引き離したら、リングポストやエプロンに叩きつけることができます。

バリケードのもう一つの新機能は、LEDにダメージを与えられることです。強力なアイリッシュウィップやLEDへの攻撃によって、破壊してモザイク化できます。

Rhea-Dom

ラダーマッチのアップデート

注目度が高く盛り上がる「ラダーマッチ」は、『WWE 2K25』でもアップデートされました。

『WWE 2K25』では、典型的なラダーマッチの緊張感とドラマをより表現できるように、ミニゲームを完全に再設計しました。この新しいミニゲームは複数のステージに分かれており、新しいステージに進むたびにプレイヤーは勝利に一歩ずつ近づきます。ミニゲームの中で、タイマーが切れる前に一連のボタンを押すよう指示されます。成功すれば次のステージに進み、失敗すれば振り出しに戻ります。さらに新要素として、賞品にぶら下がったままゲームを続けることができます。

ブリーフケースに手を伸ばすと、新しいミニゲームが始まり、タイマーが切れる前に対応するボタンを押すよう促されます。ラダーが落ちてリングの上のオブジェクトにぶら下がっている状態でも、まだ試合に勝つことは可能です。

Ladder Mini Game

また、トップロープからのムーブセットを持つスーパースターは、ラダーの上からフィニッシャーとシグネチャームーブを発動できるようになりました。例えば、ラダーの上からエディ・ゲレロがフロッグスプラッシュを、“マッチョマン” ランディ・サベージがビッグエルボーやダブルアックスハンドルを決めたりすることができます。

三人称視点のカメラオプション

最後に、『WWE 2K25』で三人称視点のカメラを採用し、よりクリエイティブにゲームプレイを体験できるようになりました。コンテンツクリエイターの方も、気分転換を楽しみたい方も、新しいカメラコントロールによって新感覚で遊ぶことができます。

起動すると、ショルダーカメラを操作して、選んだスーパースターの動きを追います。右アナログスティックでスーパースターを中心にカメラを回転させたり、ハイアングルやローアングルにしたりできます。

Jade

試合中だけでなく、入場中からオプションとして表示されて使用できます。ポーズメニューか試合開始前に三人称カメラをオンにできます。

このカメラの動きは、試合中にいつでもオフにできます。ピンフォールや抱えるといった右スティックでのアクションを行うには、右トリガーを押したままアナログスティックをフリックするだけです。

上手く使えば、格好よく様々なアングルを見せたり、ディレクター視点から試合を眺めたりできます。皆様がどのように活用してくれるか楽しみです。

ムーブセットのAI設定

「WWE 2K」シリーズでは、かねてよりスーパースターのムーブセットを奥深くカスタマイズできました。あらゆる状況に応じた打撃やグラップル、ダイブを割り当てるスロットが何百と用意されていました。『WWE 2K25』では、このシステムをさらに進化させています。AIが指定されたムーブセットの攻撃を行う方法やタイミングをカスタマイズできます。

「Create-A-Moveset」でムーブの割り当てを見ると、特定のムーブのAI設定を編集する新しいオプションが表示されます。これにより、攻撃のPriority(優先度)Repetition(繰り返し)Timing(タイミング)を調整できます。

WWE 2K25

Priority:AIが全般的にどの程度の確率でそのムーブを実行するかを調整します。Preferredに設定すると、AIがその攻撃を行う確率が高くなります。Favoriteに設定すると、AIは試合中に少なくとも1回はそのムーブを実行しようとし、必要なセットアップを行います。LowVery Lowでは、このムーブの優先度を下げます。

Repetition:デフォルトでは、AIは攻撃後すぐに同じ動きを繰り返さないようになっています。この設定はその動作を調整します。例えば、まったく繰り返さないようにしたり、AIが連続して何度も同じ攻撃をするようにしたりできます。

Timing:AIがムーブを行う試合の「局面」を指定できます。試合序盤に使うのが効果的なムーブもあれば、両スーパースターが疲労した終盤まで温存すべきムーブもあります。

WWE 2K25

AI設定は、スプリングボードやダイブ、サブミッションを含む150以上のムーブセットスロットに対応しています。AI設定はムーブセットの一部として保存されるため、「コミュニティ・クリエイション」にも対応します。

まだまだ話題はありますので、今後のリングサイドレポートにご期待ください。様々なゲームモードやマッチタイプなどをご紹介していきます。