
「WWE 2K」シリーズに「マイGM」を導入したとき、将来的にこのモードにオンライン機能を実装したいと考えていたのですが、今年に遂に実現することができました。
もちろん、マイGMにはオンラインプレイ以外にも新たなアップデートを多数盛り込んでいます。それらを今回のリングサイドレポートでご紹介しましょう。
オンラインプレイ
おなじみのゲームモードであるマイGMでは、『WWE 2K25』でシリーズ初となるオンラインプレイに対応しました。1対1だけでなく、同じプラットフォームで最大4人までのオンラインプレイに対応しています。
設定中に、ホストは自分のプラットフォームのフレンドリストから他のフレンドを3人まで招待して遊べます。プレイヤーの準備が整ったら、それぞれが同時にドラフトを作成し、ショーを予約します。

各プレイヤーが自分のカードを決めたら、全員が集まり、ショーのシミュレーションを行って試合やショーの結果を見ます。また、「Ready Up」画面が追加され、各プレイヤーが同じペースでモードを見たり進めたりできるようになりました。
そこでセーブファイルについてです。各セーブファイルには、ゲームの難易度、AIの難易度、最後にプレイした時間、使用したロスター、現在のシーズンや週などの詳細が含まれるようになりました。

新しいオンラインサポートにおける注目点は、セーブファイルがブランドと人間/CPUの切り替えをサポートしていることです。つまり、セーブファイルをプレイしていて、シーズン中にフレンドを招待したくなったら、既に対戦相手として設定されているブランド/GMをフレンドが引き継ぐことができます。また、セーブファイルで設定された別のブランドでプレイすることも可能です。
この切り替えはオンラインのセーブファイルにも適用されます。例えば、あなたとフレンドがオンラインのマイGMのシーズンに参加していて、ある週にフレンドがプレイできない場合、その週は別のフレンドを招待して代役になってもらうか、代わりにCPUにブランドを引き継がせることができます。
オンラインセーブファイルはオフラインでもプレイできるので、フレンドがお家に来たときにオンラインセーブファイルを起動してローカルでプレイすることも可能です。
なお、オンラインプレイの際は、カスタムGMやカスタムロスターを使用できず、試合はプレイや観戦ではなくシミュレートしたものとなるのでご注意ください。ただし、そのオンラインファイルをローカルでプレイする場合は、ゲームプレイの制限は適用されません。
新しい設定と調整オプション
今作のマイGMには、変革をもたらす新しい設定オプションをいくつか盛り込んでいます。
まず、プレイヤーは勝利条件を変更できるようになり、ファンとトロフィーのどちらかにするかを決めることができます。ゲームの長さも調整できます。シーズン終了時の殿堂入りはトロフィーを基準に発動されますが、必要なトロフィー数を決定できるようになりました。 また、カスタムロスター作成時に、スーパースターのレベルとプロモスキルを調整できるようになりました。
ゲームのキャッシュの上位ティアも増やしました。プレイヤー同士のチャレンジを盛り上げるタイマーを使ったオプションも追加しています。
さらなるチャレンジを求める人やショーの所要時間を把握したい人のために、オプションのタイマーを実装しました。また、オプションでタイマーペナルティがあり、決められた時間内にショーを予約しなかった場合、その週の一定割合のファンを失ってしまいます。
調整に関連して、「エクストリーム」の難易度を変更し、毎週5試合のブッキングが必要になりました。AIはパワーカードの出し方、ドラフト、ショーのブッキングについて、より戦略的になるように調整しています。
一部のマッチタイプがロジスティクスでアンロックされる方法など、ロジスティクスも調整しました。お好みに応じて、全てのマッチタイプをアンロックする設定オプションも残しています。
今作ではファンの獲得が難しくなったかもしれませんが、スーパースターとマッチタイプのコストが下がっています。また、試合評価を微調整し、スターの人気度の重みをやや上げ、クラスシナジーの重みをやや下げています。
ドラフト、新しいGM、新しいブランド
マイGMはゼネラルマネージャーなしには成り立ちません。今年はカスタムスーパースターのオプションを維持しながら、使用可能なGMの数を10人から19人へと倍近く増やしました。

『WWE 2K25』のGMをご紹介します:
- アダム・ピアース
- ソーニャ・デヴィル
- ステファニー・マクマホン
- エグゼビア・ウッズ
- タイラー・ブリーズ
- エリック・ビショフ
- ミック・フォーリー
- CMパンク
- ウィリアム・リーガル
- ポール・ヘイマン
- セオドア・ロング
- AVA/エヴァ
- ニック・オールディス
- ショーン・マイケルズ
- センセーショナル・シェリー
- ミス・エリザベス
- アルマンド・アレハンドロ・エストラーダ
- ミスター・フジ

また、今年は「マイライズ」に新しいブランド「NXTミューティニ」を追加しており、固有のアリーナ、ルック、パワーカードがあります。
「ドラフト」を始めるときは、いくつかの新しい点にご注目ください。
ドラフトには、選択したロスターでアクティブに設定されているスーパースターがすべて含まれるようになりました。これまでのマイGMでは、ドラフトではランダムなスーパースターのみが抽出されていました。
『WWE 2K25』では、この変更により活用できるロスターが大幅に増えます。これまで各ブランドのスーパースターは平均12人程度でしたが、今年は予算によって15~20人程度になる見込みです。
クロスブランドPLEと新しいマッチタイプのサポート
『WWE 2K25』のPLEは少し仕様を変更し、全てのブランドが1つのショーに参加するクロスブランドPLEとなりました。

競争要素を残しつつも、スーパースターがオープニングマッチとメインイベントで勝利したブランドには、PLEパワーカードというユニークな報酬を新たに導入しました。パワーカードを獲得する唯一の方法は、これらの試合に勝つことです。また、これらの試合に勝利したスーパースター自身も、そのブランドのファンボーナスが与えられます。
今年のPLEは以下の10種類です:
- バックラッシュ
- キング&クイーン・オブ・ザ・リング
- クラッシュ・アット・ザ・キャッスル
- ヘル・イン・ア・セル
- マネー・イン・ザ・バンク
- サマースラム
- バッシュ・イン・ベルリン
- バッド・ブラッド
- サバイバー・シリーズ
- レッスルマニア
クロスブランドPLEのオープニングマッチとメインイベントは、コミッショナーによって支払いと選出が行われます。つまり、ブランドはこれらの試合のために負担は負わず、参加するスーパースターを選ぶだけです。PLEを欠場したスーパースターはスタミナが回復し、参加したスーパースターはより多くのスタミナを消費する傾向があるため、これは大切な判断となります。
ミッドカードとプロモのスロットは、セーブファイルに参加しているブランドの数によって決定されますが、全てのブランドが同じ数を受け取ります。

PLEは、使用可能なPLEの中からシーズンの適切な時間枠に合うものが自動的に選択されます。例えば、シーズン1の最初のPLEでは「クラッシュ・アット・ザ・キャッスル」に当たり、シーズン2は「バックラッシュ」や「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」からスタートするかもしれません。
もちろん、「サバイバー・シリーズ」や「レッスルマニア」のような大きなイベントは、必ず適切な時期に開催されます。
マッチタイプのサポートも更新され、「アンダーグラウンド」、「ガントレット」、「ガントレット・エリミネーター」が追加されました。
乱闘は、新しいWWEアーカイブやNXTパーキングロットなど、3種類のバックステージアリーナでプレイできます。ローカルゲームで乱闘マッチをプレイまたは観戦する場合、3つの環境のうち1つがランダムに選択されます。
最後に、注目していただきたいその他の変更点をご紹介します:
- 新しいパワーカード、シェイクアップ、チャレンジを追加しました。
- パワーカードが翌シーズンに繰り越せるようになりました。
- 20人のローカルタレントが追加され、通常の1対1の試合では、それぞれのローカルタレントについて裏話を含めアナウンサーからの音声解説が入るようになりました。
- GMアシスタントが拡張して新しいタブが追加されました。その内容はこちらです:
- GMアシスタントは、モード内のどの画面からでも開けるようになりました。ブランド全体でこれまで以上に見やすくなります。
- オンラインタブでは、オンラインプレイ中に情報を見たり、他のプレイヤーをミュートにしたりできます。
- ブランドロスタータブでは、いつでも他のプレイヤーのフルロスターを見ることができるようになりました。
WWEドラフトの時期が迫っています。一足早く『WWE 2K25』のマイGMに飛び込みましょう!