『WWE 2K25』リングサイドレポート5 - ユニバース
『WWE 2K25』は新しいコンテンツや新機能が満載ですが、「ユニバース」といった既存のモードにも新たなアップデートをお届けするために鋭意取り組んでいます。
「ユニバース」について続報を求める声がファンの皆さんから多く寄せられていますので、詳しくご紹介します。
プロモの復活

今作のユニバースにおける最新要素の一つが「プロモ」の復活です。ゲーム発表の中でお知らせしたので、ここでもう少し掘り下げましょう。
プロモは、「ライバル」アクションの新しいカテゴリとして選択でき、新しいアニメーションと解説を盛り込んでいます。スーパースターが実行できるプロモは全部で5種類です。
- Self-Promos:
- スーパースターが次の試合で果たすべきチャレンジを作成し、ライバルはそれを阻止します。成功するとプレイヤーに報酬が与えられますが、失敗するとペナルティが課せられます。
- チャレンジは、試合開始前およびゲームプレイ中の「ライバル」の概要、またはポーズメニュー内の「ライバル情報」タブで確認できます。
- チャレンジには、試合に勝つこと、サブミッションで勝つこと、体力を多く残している状態で勝つこと、5分以内に勝つこと、最後のライバルマッチで勝つことなどがあり、難易度の高いチャレンジほど報酬が大きくなります。
- Call-Out:
- スーパースターはライバルをリングに呼び出し、ライバルはそれに応じるか無視できます。因縁は将来の1対1の試合に繋がることもあれば、何事もなく流れたり、その場で1対1の試合になったり、乱闘に発展したりします。
- Promo Interrupt:
- スーパースターがライバルのプロモに割って入ることで、1対1の試合に繋がることもあれば、何事もなく流れたり、その場で試合になったり、乱闘に発展したりします。
- Issue Open Challenge:
- スーパースターが他のスーパースターに挑戦状を叩きつけます。プレイヤーは試合開始まで対戦相手を知らされません。勝利すると報酬が与えられますが、敗北するとペナルティが課せられます。
- Accept Open Challenge:
- スーパースターがライバルからの挑戦を受けて立ち、勝敗によって報酬かペナルティが与えられます。
カレンダーとショー
カレンダーの管理とショーの設定に関する新しいアップデートをご紹介します。
1日に3件までのショーを割り当てることができるようになったので、月曜の夜に3つのショーを催すことも可能です。同日のショーの順番もカスタマイズでき、PLE、メジャー、マイナーのショーを組み合わせることができます。

メジャーショーとマイナーショーは日曜日に、PLEショーは月曜日から土曜日に割り当てられるようになりました。また、PLEは2日間にわたって開催できるようになったので、2夜のレッスルマニアやサマースラムを模した設定をすることもできます。
2夜のPLEを設定する場合、以下のようなオプションとパラメーターを利用できます。
- PLEの2日目は、翌日から4週間後までの任意の日に割り当てることができるため、PLEの2日間のイベントは必ずしも連続する必要はありません。
- マッチメイキングは2日間のPLEの両日に分けられ、ロスターは両夜に分散されるため、同じスーパースターを2度ブッキングすることはできません。
- 試合数も両夜に影響します。例えば、7試合でショーを設定した場合、各夜で7試合、合計で14試合を行うことになります。
PLEショーは、「カレンダー」メニューで他のPLEと入れ替えたり、「編集」メニューから別日に移動したりできるようになりました。
ユニバースのカレンダーに追加されたもう一つの要素は、「キング・オブ・リング」や「クイーン・オブ・リング」のようなトーナメントPLEのサポートです。これらのトーナメントでは、ホストショーのスーパースター8人が順番に1対1の試合を行い、各試合の勝者が進み、敗者が脱落します。公式トーナメント決勝戦の勝者には、サマースラムでのタイトルマッチが確約されます。
この新しいトーナメントショーのフォーマットでは、「クイーン・オブ・リング」や「キング・オブ・リング」のPLEテンプレートを使用してカスタムPLEを作成することもできます。
チーム管理
『WWE 2K25』では、ユニバースに新しいチーム管理システムが搭載され、スーパースターを複数のチームに所属させることができます。

チームメンバーは、チーム内で以下のようなカスタマイズされた役割を持つこともできます。
- シングル:
- シングルマッチとフリー・フォー・オール・マッチを優先します
- タッグ:
- 2人組のタッグマッチを優先し、もう1人のタッグロールチームメンバーとタッグ部門大会への出場資格を得ます
- トリオ:
- 3人組のチームマッチを優先します
- クアッド:
- 4人組のチームマッチを優先します
- マネージャー:
- チームメンバーの試合のマネジメントを優先します
チームは3人以上のラインナップもサポートするようになりました。これらのラインナップは、大きなチームの中の小さなグループであり、大元のチームとは異なる独自の名前、リングアナウンス、観客のリアクション、入場、勝利、役割を持つことができます。
新しいラインナップを作成する場合、デフォルトでは大元のチームの設定を引き継ぎますが、編集が可能です。
マッチメイキングと男女混合戦
今作では、マッチメイキングに安定性と信頼性を高める改良を行いました。また、試合カード生成時の新しい採点・整理システムも採用しています。この新しいシステムは、出場するスーパースターの総合評価や、試合が世界タイトル戦であるかどうかなど各試合の複数の要素を考慮し、ショーのメインイベントやオープニングマッチに相応しい対戦カードを優先して組みます。
マッチテーブルには新しい「メインイベント」タブが追加され、ショーの最終試合として試合の特定のタイプやサブセットをとっておきたい場合など、カスタマイズの幅が広がりました。メインイベントのマッチテーブルが空の場合、標準のマッチテーブルがメインイベントの決定に使用されます。
ユニバースでは、『WWE 2K25』で導入された新しいマッチタイプもサポートします。新しい乱闘環境のほかに、アンダーグラウンドと「ブラッドライン」ルールが追加されました。
『WWE 2K25』に「男女混合戦」が採用されたことに関連して、ユニバースもこれをサポートし、オプションでオン・オフを切り替えられます。

有効にすると、男女混合戦(タイトルなし)を組んだり、ライバルを設定したりできます。また、男女混合部門というオプションもあり、男女混合選手権を開催することで、男女のスーパースターたちを含めてそのタイトル獲得のために戦わせることができます。
ユニバースは、他にも盛り沢山の内容になっています。『WWE 2K25』の発売は、デッドマン エディションとブラッドライン エディションが3月7日(金)、通常版は3月14日(金)です。皆さんの参戦をお待ちしています。
次回のリングサイドレポートでは「マイGM」を取り上げます。間もなく公開しますのでお楽しみに!

